公式戦(11月5日、カープ5-4巨人、マツダスタジアム)
広島が延長戦の末、巨人に5―4でサヨナラ勝ちを収めて昨年7月の9連勝以来となる7連勝(2分けを挟む)。最大13あった借金を3に減らした。2連敗を喫した巨人は最大30あった貯金が22となっている。
広島は4―4で迎えた延長10回、7番手右腕・ケムナが無失点に抑えて負けがなくなったその裏、この回から登板した巨人6番手左腕・田口の初球を長野が右前打。
続く田中広が1ボールからの2球目をバント失敗の投飛とするも併殺を狙った田口が一塁へ悪送球し、鈴木誠は申告敬遠されて1死一、二塁となった。ここで西川が右前打を放ち、長野の代走に出ていた二走・曽根が一気に本塁生還。
広島のサヨナラ勝ちと思われたが、本塁でのクロスプレーに巨人・原監督がリクエスト。審判団によるリプレー検証の結果、判定は覆ってアウトとなり、西川のプロ初サヨナラ打は幻となった。
だが、続く会沢が申告敬遠された2死満塁で松山が中前適時打を放ち、今季2度目のサヨナラ勝ちとなった。
松山のサヨナラ打は2018年9月23日のDeNA戦(マツダ)で9回に三嶋から放って以来となる自身3度目。また、プロ3年目のケムナが通算41試合目の登板で待望のプロ初勝利を挙げている。
巨人は0―2で迎えた6回、坂本が左中間スタンドに18号2ランを放って同点。
7回には2死一塁から岡本が17打席ぶり安打となる二塁打を右中間に放って勝ち越し、丸の左前適時打で岡本も本塁生還を果たしてリードを2点に広げたが、8回に高梨が3連続四死球から会沢に2点適時打を打たれて追いつかれ、最後は田口が力尽きた。
(※引用元 スポニチアネックス)