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Wキャプテンが再び!大瀬良「26歳・誠也の『変顔』に救われた日」

2021年1月8日

Wキャプテンが再び!大瀬良「26歳・誠也の『変顔』に救われた日」

昨年まで2年連続Bクラスに終わった広島は、今年からキャプテン制を復活させる。

年末、佐々岡真司監督は地元テレビ局中国放送RCCの番組「イマナマ!」にリモートでゲスト出演した際に、その理由を明かした。

【秘蔵写真】ヤンチャそうな投手・鈴木誠也の高校時代、見たことある?激レアな黒田、かわいい堂林や殺気が凄い前田、ガリガリな柳田など名選手80人超が球児の頃

「3連覇した時に、投手では黒田(博樹)、野手では新井(貴浩)。この2人が投手、野手をしっかり引っ張った中で、いいチームづくりができたと思う。来年は、投手は大瀬良(大地)、野手は(鈴木)誠也をキャプテンにして、選手会長の田中広輔としっかりと話し合いをしながら、優勝に向けてチーム一丸となって戦いたいなと思います」

一体感を重んじる指揮官らしい提案であり、2人にそれぞれ直接会って思いを伝え、キャプテン就任を託した行動もまた佐々岡監督らしい。広島のキャプテン制は石原慶幸氏が務めた2009年以来。投手野手1人ずつのキャプテン制は黒田氏と前田智徳氏が投打の主将を務めた2007年以来となる。

気持ちが揺れるたび、黒田氏に電話した

ともに20代の新キャプテンは、広島の新たな時代の幕開けを感じさせる。彼らが持つカリスマ性やスター性だけでなく、現在に至るまで順風満帆な道のりではなかったことが、何より若い選手が多いチームの新リーダーにふさわしいように感じる。

鈴木は主砲、4番として、打線を引っ張る立場ではあったし、自身の言動がチームに与える影響は大きくなっていた。大盛穂や宇草孔基といった若手野手だけでなく、森下暢仁や塹江敦哉といった若手投手も鈴木に歩み寄って助言を求める姿がみられた。とはいえ、チーム内ではやや一歩引いたように感じられたのは、本人の中でチームに対して発信する後ろ盾がなかったからではないだろうか。まだ26歳の鈴木にとって必要だったものは、まさに「肩書」だったように思う。

鈴木は、佐々岡監督がキャプテン制を発案するきっかけとなった新井氏と黒田氏の影響をもっとも強く受けた選手ともいえる。新井氏からは、4番の後継者となるべく打者や選手としての姿勢を学び、黒田氏とは、引退後のオフに食事をしたことから連絡を取るようになった。昨季も気持ちが揺らいだときには何度か黒田氏の携帯を鳴らしたという。

良くも悪くも周囲が見える。見えすぎたことで昨年までは感情をコントロールし切れないこともあったが、キャプテン就任が鈴木の野球人生にとって大きな分岐点になるかもしれない。昨年12月の契約更改会見時にはすでに、その自覚を口にしていた。

「若いときに新井さんや黒田さん、他の先輩たちがやりやすい環境をつくってくれた。今度はそれを僕がしてあげたい。その子たちが活躍してくれたら、また強いカープが戻ってくるんじゃないかと思うので」

大瀬良を奮い立たせた、鈴木の“ある写真”

投手のキャプテンに就任する大瀬良も、そんな鈴木に救われたことがある。

広島が25年ぶりの優勝を成し遂げた2016年の3月、2人はリハビリをメインとする三軍にいた。大瀬良は右肘の「内側側副靭帯(じんたい)の部分損傷」、鈴木は「右ハムストリングの筋挫傷」で春季キャンプを離脱。チームがキャンプを打ち上げ、レギュラー争いを本格化させる中、大野練習場でリハビリを続けていた。

大瀬良にとっては、中継ぎに配置転換された前年から先発に再転向する年だった。メディアの前では前向きなコメントをしながらも、内心は焦っていたし、落ち込んでいた。

「あのとき誠也が一緒にリハビリしていたのは本当に助かりました。存在は大きかった」

当時そう語っていたように、地道なリハビリで明るい言葉をかけたり、変顔の写真を送ってきたりと、切り替えが早い後輩が落ち込む先輩を奮い立たせた。

一方の鈴木もまた、年が近く、話しやすい先輩の大瀬良を頼りにしている。シーズン中の試合前練習時、話をする2人の姿を何度も見てきた。投打のキャプテンの絆がチームの結束力にも影響するだけに、この組み合わせは相性抜群といえるだろう。

大瀬良は「めちゃくちゃ不器用」と自認する短所も背負いながら、エースまで上り詰めた。昨季シュートを習得したように、球種は数が増えただけでなく、年々精度も上がっている。天才肌ではない“努力家”だからこそ、若い選手に伝えられることもある。

「いろんな経験はしてきたのでね。自分の経験から、こうだったよとか、こうしたらいいんじゃないというのはいえると思う」

決して「黒田と新井」の代わりではない

ともにリハビリに励んだ2016年から優勝、連覇、3連覇をへて、広島のエース、4番となった。そしてチームは今、転換期を迎えている。

広島が新しい時代を切り開くには、新しいリーダーが必要かもしれない。ただ、大瀬良と鈴木は、決して黒田氏と新井氏の代わりではない。

大瀬良は言う。

「誠也とは今年もちょこちょこ話をしてきましたが、より深いところで話をしていかないといけないなと思います」

大瀬良は大瀬良らしく、鈴木は鈴木らしいリーダー像をつくっていけばいい。選手会長の田中広とともにチームの先頭を走る2人の新キャプテンが、2021年広島の道標となってくれるだろう。(前原淳)

(※引用元 Number Web

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