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鈴木誠也が、打撃の進化論について語る「野球を仕事と思っていない」

2021年2月16日

鈴木誠也が、打撃の進化論について語る「野球を仕事と思っていない」

広島鈴木誠也外野手(26)が日刊スポーツの独占インタビューに応じ、打撃の「進化論」を語った。

広島だけでなく、侍ジャパンでも確固たる地位を築いているスラッガーは今春、大胆な打撃フォーム改造に取り組む。軸足に重心を残し、投球の軌道に合わせるレベルスイングへ-。追い求める打撃の道と、フォーム改造決断の理由を明かした。(聞き手=前原淳)

-軸足に重心を残す打撃フォームに変えた

自分の軸を保ちながらポイントを近くして打つことで球を長く見ることができるので、理想だと思うんです。前から来る強い球に負けないようにすると、どうしても(投手側に)突っ込みがちになったり、衝突気味になったりするケースがあるので、なるべく無駄な力を使わないように飛ばしたいと思っています。

-大きな変化

変えないで無難にやるのは、おもしろくないじゃないですか。今の形が安定して結果を出せると言っても、そんな安定はいつか崩れますから。

-変わることへの怖さは

僕はあまり(野球を)仕事と思っていません。仕事と思っていたら変えるのも怖いだろうし、ある程度、完成されたものがあれば貫けばいいのかもしれません。今は自分の好きなことをやれているので、いろんな人たちに夢を与えないといけないと思っています。そこは昔と変わらない。ただ楽しく野球をやって、ダメならダメでもいい。それに、変えようと思って変えているわけでもありません。もっとこうしたい、もっとこうなりたいという思いが強ければ、誰でもそうすると思います。もちろん失敗することもありますが、階段を上るためには何事も失敗を怖がらずにやらないといけないんじゃないかなと思うだけです。

-自主トレ中には「地球に打つ」と表現

あれは「地球に打ち込む」と言おうとしたんですけど、テキトーです。話題にされても困ります(笑い)。フライになると捕られるかもしれないけど、地球に打ち込めば全部ヒットになるじゃないですか。だから冗談で「地球にぶち込む」と言おうとしただけのことです。

-スイングの軌道はアッパー気味のレベルスイング

平地から身長と同じ高さから投げてくるのであれば、横振りのレベルスイングで捉える幅は広がると思うのですが、実際は(傾斜のある)マウンドがあって、身長も高い投手が多くて、腕も長い。リリースポイントは確実に角度がつくので、横振りでは(投球の軌道との接地面は)点になる。(投球の)軌道にバットを入れなければ、線にはならないので、周りから見るとアッパースイングに見えたり、しゃくっているように見えたりするかもしれません。ただ、僕からすると、あれがレベルスイング。投手とマウンドに対する軌道に(バットを)入れようとしているだけなんです。

-イメージはダウンアッパーか

始動はあまり気にしていません。ただラインに入れることだけ。勇人さん(巨人坂本)や秋山さん(レッズ)、柳田さん(ソフトバンク)とかいい打者を見ると、意外とファウルが多いんですよね。投手からすると粘られるのは嫌だろうし、ボール球を振らなければ四球も増える。もちろん甘くなれば、長打になる。低めは拾われて、高めはファウルにされる。外野から見ていて、嫌だなと思っていました。

-これから実戦に入っていく

前に飛ばないだろうなって思っています、最初は。でも、ファウルでいいんです。高めの強い球をどう見切れるか。自分で「あっ」と思った球をファウルにできれば、それだけでいいです。

-実戦で思うような打撃ができなければ、昨季の形に戻すのか

もう、前の打ち方は忘れました。よくあれで打っていたなと思うくらい、この形がしっくりきています。自分の中でも、これは絶対にいけるという自信はあります。

【言葉で振り返る鈴木誠の「進化論」】

▼高卒1軍デビューした13年オフ

「今の打ち方じゃ、1軍では打てない」

▼「神ってる」活躍の16年オフ

「今年の数字はもうなかったものとして、次に向かっていかないといけない。フォームが大きく変わることはないけど、考え方は一度崩してもいいと思っています。違うものも探したい」

▼右足首骨折の大けがを負った17年オフ

「神様が変われるチャンスをくれた。“これだけの時間がないと、お前はこれだけ離脱しなければ、変われないんだよ”と言われているのだと捉えています」

▼首位打者を獲得した19年オフ

「ある程度同じ型のバットを使って、あれくらいしか結果が出ないことが分かった。体も毎年変わるので、変えていかないと。ずっと同じだと不安になる」

(※引用元 日刊スポーツ

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