広島のドラフト1~3位の新人3投手が17日、巨人との練習試合でそろって実戦デビューし、いずれも無失点で飾った。
ドラフト1位の栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)は6回に登板。同じ新人の秋広をカーブで投ゴロに仕留め、湯浅に四球を与えた後は昨季打率・274の吉川からフォークで空振り三振を奪った。磯村の盗塁阻止にも助けられ、打者3人に対して計14球で終了。最速149キロを計測し、変化球も惜しまず試した。
「緊張でフワフワしていたけど、1イニングを投げ切れたんで良かった。持っている球種は全部投げた。収穫は最後のフォークボール。低めのボール球で空振りを取れた」
7回に登板した同2位・森浦大輔投手(22=天理大)は松原を一ゴロ、八百板を左飛、北村を遊ゴロ。制球良く10球で打者3人を片付けた。8回は同3位・大道温貴投手(22=八戸学院大)が最速149キロを計測。1死球と2暴投で2死三振を背負った一方、2三振を奪った。
佐々岡監督は栗林について「緊張なのか、力みがあったけど、すぐに修正できている。三振を取れる魅力がある中、落ち着いて第一歩を踏み出した」と今後へ期待を膨らませていた。
(※引用元 スポニチアネックス)