オープン戦(3月21日、カープ2-1ソフトバンク、マツダスタジアム)
広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=がセーブシチュエーションで初登板。23球を投げて1回2安打無失点、3三振1四球で“プロ初セーブ”を挙げた。
2-1の九回からマウンドへ。先頭の明石に対外試合初被安打の左翼線二塁打を許したが、牧原大をカーブ、栗原をフォークで連続三振。上林に四球、さらに代打・長谷川に右前打されて満塁を招いたが、周東を4球で追い込み、フルカウントからフォークで見逃し三振に斬って、大きくガッツポーズを決めた。
デビュー戦の2月17日の巨人との練習試合(那覇)から対外試合7試合に登板し計7回2安打無失点。昨季19セーブのフランスアが9日に右膝の手術を受け、開幕絶望の状況で“ミスター・ゼロ”のルーキーに白羽の矢が立った。
球団で新人守護神は2003年の永川勝浩(現1軍投手コーチ)以来18年ぶり。あいさつ代わりの「栗林劇場」で名クローザーへの一歩を踏み出した。
(※引用元 サンケイスポーツ)