公式戦(3月30日、カープ1-0阪神、マツダスタジアム)
広島が、ついに天敵を打ち負かした。開幕2カード目となった30日の阪神戦で、相手先発の西勇から“虎の子”の1得点を挙げた。
両軍無得点で迎えた6回、1死二塁から菊池涼が、左前に運ぶ適時打で先制。「打ったのはシュート。森下が頑張っていたので、良い結果につながってよかった」と喜んだ。
西勇は、マツダスタジアムでの広島戦はオリックス時代も含めて通算9試合に先発して6勝0敗、防御率2・11と無敗。ホームゲームを含めても19年8月3日の対戦から7連勝中と広島には“無双状態”だ。
だが、広島でも昨季、鈴木誠が対戦打率・429、菊池涼が同・278と好成績を残しており、その通り、菊池涼が先制点を挙げた。前日に朝山打撃コーチは「去年やられた分をやり返したいという思いはみんな強い」と話していたが、今季は初戦から意地を見せる格好となった。
虎の子の1点を守るべく、広島は投手陣も奮闘。先発の森下が6回1安打無失点と好投し、7回は森浦、8回を塹江が抑えた。最終回も栗林が、大山を空振り三振にしとめるなど今季2セーブ目。開幕3連勝した首位の阪神を止めた。
(※引用元 スポニチアネックス)