カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

セ・リーグ首位打者争いは、稀に見る四球の少なさ…菊池は悪球打ち?

2021年5月3日

セ・リーグ首位打者争いは、稀に見る四球の少なさ…菊池は悪球打ち?

菊池涼介、糸原健斗のIsoDはリーグ最低クラス

今季のセ・リーグ首位打者争いは、広島・菊池涼介と阪神・糸原健斗が共に打率.350前後をマークするハイレベルな展開となっている。昨季は両選手とも打率3割を切っていたが、今季は現時点で菊池が打率.352、糸原が打率.348と見違えるような活躍を見せている。

しかし、菊池と糸原には共通して珍しい傾向が見られる。それは、四死球によってどれだけ出塁したかを表す指標のIsoD (Isolated Disciplineの略)がリーグ最低クラスであることだ。

昨季セ・リーグ首位打者のDeNA・佐野恵太、一昨季セ・リーグ首位打者の広島・鈴木誠也と比較してみてもその違いは明らかだ。

昨季の佐野のIsoD.066はずば抜けて高かった訳ではないが、リーグ14位で平均的なラインはクリアしていたと言えるだろう。2019年の鈴木のIsoD.118はリーグ2位とさすがの数字だ。ボールには手を出さない選球眼の良さが証明されている。

それに対して、菊池はリーグワースト1位のIsoD.026。糸原もリーグワースト3位のIsoD.033となっている。

例年の首位打者は総じて一定のIsoDを記録しているのに対し、今季このような例外が起こっている理由は何なのか、打者の傾向からふたつの可能性が考えられる。

四球が少ない原因は“悪球打ち”と“先入観”

四球が少ない理由のひとつとして、「悪球打ち」が考えられる。

特に菊池は対左投手のアウトコースのボール球をよくヒットにしていることがヒートマップのデータから分かる。

しかし、糸原のヒートマップのデータからは悪球打ちと言えるデータはなく、むしろストライクゾーンのボールをしっかり捉えている印象を受ける。

ここで考えられるのは、「一発がないという先入観」を対戦投手に持たれている可能性だ。そのため、ストライクゾーンで勝負される事が多くなり、相対的に甘いボールが増え、それをしっかり捉えることができているので、高打率につながっているのではないか。

実際には、菊池はここまでリーグ8位タイの5本塁打を放っており、昨季までに5年連続で2桁本塁打を記録している。糸原もここまで本塁打こそ1本だが、リーグ3位タイとなる8本の二塁打を放っている。

「小柄で足が速い」というイメージが先行し、一発をあまり警戒されていないことが菊池と糸原のチャンス拡大につながったのかもしれない。ただ、そのチャンスボールを確実に捉える能力が、今季の両選手にあることは間違いない。

改めて、データから選手を知ることの大切さを感じる。

2000年以降の首位打者のIsoDワーストはラミレスの.025

2000年以降の首位打者で最も低いIsoDは、2009年の巨人アレックス・ラミレスが記録した.025である。逆に最も高いIsoDは、2001年の巨人・松井秀喜が記録した.130となっている。

四球数だけ見ても、その記録が桁違いであることが分かる。

ちなみに2000年以降にラミレス以外でIsoDの低かった首位打者は、2003年の阪神・今岡誠(.034)、2008年の横浜・内川聖一(.038)、2005年のヤクルト・青木宣親(.043)と続く。

今季の首位打者に輝く選手は、2009年のラミレスを下回る珍記録となるのか、タイトル争い以外にも楽しみがあるシーズンとなりそうだ。

※成績は2021年5月1日現在

(※引用元 SPAIA

関連記事

本格指導前なのに…「河田野球」浸透の気配!犠打のキーマンが明かす

本格指導前なのに…「河田野球」浸透の気配!犠打のキーマンが明かす

今季から広島に復帰する河田雄祐ヘッドコーチ(53)は、就任直後の秋季練習でソフトバンク・今宮の映像を選手に見せた。守備でも打撃でもない、犠打の場面だった。動画を見るように呼び寄せたのは、上本崇司(30 …

沢村賞「一度は取ってみたい」/大瀬良大地、『真のエース』になる!

沢村賞「一度は取ってみたい」/大瀬良大地、『真のエース』になる!

12球団のキーマンに迫るインタビューの第2回は、広島・大瀬良大地投手(28)が登場。3月20日の中日戦(マツダ)で2年連続2度目の開幕投手を務めることが決まっている右腕は、「真のエース」になることを宣 …

大瀬良、黒田氏、マエケンから受け継ぐ『エース道』!形を変えながら

大瀬良、黒田氏、マエケンから受け継ぐ『エース道』!形を変えながら

テレビ会見での締めの言葉に引っかかった。「安定して信頼してもらえるような投球をしたい」。年始6日に自主トレを公開した広島・大瀬良大地投手(28)のコメントである。この一言を素直に受け取れば、自身はまだ …