公式戦(5月19日、カープ10-2巨人、東京ドーム)
広島が巨人に10―2で大勝。4月27日DeNA戦(〇10―1)以来となる今季最多タイ10得点と打線が爆発。先発の九里亜蓮投手(29)が6安打2失点の今季初完投で5勝目を飾った。
コロナ禍でチーム事情が苦しい中、プロ初スタメンマスクとなった中村奨成捕手(21)も大量得点の“口火”となるプロ初打点の2点適時打を放つなど、5打数2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。
チームは17日に菊池涼、小園、正随と3選手の新型コロナウイルス陽性が判明。18日には球団独自の判断で今季ともに4番も務めた松山、西川らを含む8選手の出場選手登録が抹消されるという事態に。この日も坂倉と塹江がベンチ外となるアクシデントに見舞われた。
そんな苦しい状況のなか、中村奨が「8番・捕手」としてプロ初となるスタメンマスクで奮起。1―1の6回、無死満塁のチャンスに大量得点の“口火”となる左前2点適時打。相手先発・高橋の投じた5球目、141キロのストレートを左前へ弾き返し、待望のプロ初打点を記録した。
打線は6回、中村奨のプロ初適時打からたたみかけ、クロンにダメ押し4号満塁弾が飛び出すなど打者一巡の猛攻で一挙9得点。投げては九里が9回124球を投げ抜き、完投で5勝目。チーム一丸で巨人を撃破した。
(※引用元 スポニチアネックス)