広島は25、26日の西武戦(マツダ)の開催を延期すると発表した。チーム内で12人の新型コロナウイルス陽性が判明しており、25日午前のプロ野球の臨時実行委員会で決定。感染拡大防止の観点や、管轄保健所と調査を行うためにチームでの活動を休止しているが、今後も拡大の可能性を否定できないと判断された。27日の西武戦(マツダ)からの再開を目指す。
チームでは、17日に菊池涼、小園、正随の新型コロナウイルス陽性が判明。20日には鈴木誠、長野、羽月、石原、大盛、朝山コーチ、スタッフ1人の7人が陽性判定を受け、21日からの阪神3連戦(マツダ)を延期。22日には森下と高橋昂が保健所から濃厚接触者と判定された。さらに、23日には今季リーグトップタイ5勝(3敗)を挙げている九里が陽性判定を受け、陽性者は計12人に。主力野手に加え、先発投手3人が離脱している。
プロ野球ではこれまで、新型コロナ感染によって、昨年8月2日のソフトバンク・西武戦(ペイペイD)、5月2日の日本ハム・西武戦(札幌D)、5月3~5日のロッテ・日本ハム3連戦(ZOZO)が中止となっている。
◇新型コロナウイルス感染による公式戦の中止
▽ソフトバンク(対西武、20年8月2日・ペイペイD)8月1日にソフトバンク・長谷川が陽性判定。開幕後、12球団の選手では初の感染者となり、1軍選手らに濃厚接触者はいないものの、専門家らの助言を受けて中止を決定した。
▽日本ハム(対西武、21年5月2日・札幌Dと同3日からのロッテ3連戦・ZOZO)5月1日までに日本ハムの選手、コーチ8人と2人のスタッフに陽性判定。濃厚接触者もおり、2日の中止が決定。チーム活動停止も決まり、臨時実行委員会で3日から3連戦の中止も決まった。活動停止期間は4日間で、計4試合が中止となった。
(※引用元 スポーツ報知)