交流戦(5月28日、カープ10-8ロッテ、ZOZOマリン)
それぞれが1勝の重みと喜びをかみしめていた。広島が苦しい試合をものにして、19日の巨人戦以来、9日ぶりの勝利。17日に菊池涼ら3人の新型コロナウイルス陽性が判明してから、消えていた笑顔がやっと戻った。
交流戦2カード目。24日から3日連続のPCR検査でチーム関係者全員が陰性となり、ようやく戦う態勢が整った。
18日に球団独自の判断で濃厚接触者と判断していた河田ヘッドコーチのベンチ入りと、「感染拡大防止特例2021」で抹消していた松山、西川、磯村の登録を発表。
松山が3番、西川が4番に入り、ようやく打線に厚みが増した。
先発は今季初登板の矢崎だった。初回に2点を失いながら、その後は粘りの投球で試合を壊さない。打線は3回に松山の2点タイムリーで追いつき、4回にも松山の適時内野安打などで3得点。
5回にも2点を奪い、試合を優位に進めた。先発・矢崎は勝利投手の権利まであと一人の5回2死二塁で森浦にスイッチ。相手に傾きそうな流れを断ち切った左腕がプロ初勝利をマークした。
(※引用元 スポニチアネックス)