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長野が10戦ぶり先発でV打「亜蓮がつないでくれた」最年長も健在打

2021年9月2日

長野が10戦ぶり先発でV打「亜蓮がつないでくれた」最年長も健在打

公式戦(9月2日、カープ11-3DeNA、横浜スタジアム)

健在打!! 広島長野久義外野手(36)が10試合ぶりの先発で決勝打を放った。体調不良で欠場した野間に代わり、昨年11月11日中日戦以来、今季始めて1番で出場した。両軍無得点の2回に満塁から2点二塁打を放ち、13安打11得点の打線をけん引した。若手が多く出場機会を得る今季、出番を減らすチーム最年長がチームを連敗ストップに導いた。

連敗中の重い空気を振り払った。0-0の2回2死満塁。DeNA坂本の直球を力強くたたくと、打球は勢いよく二遊間を抜けた。2人の走者をホームに迎え入れる、2点先制適時二塁打で試合の主導権をたぐり寄せた。「亜蓮(九里)が今季初ヒットでつないでくれたので、つなげてよかったです」。直前に懸命に食らいついて今季初安打でチャンスメークした先発右腕の必死な姿に、奮い立った。

10試合ぶりの先発出場だった。前日まで1番に定着していた野間の体調不良により、今季初めて1番を任された。代役として見事に打線のけん引役を担った。経験ある菊池涼や西川が打てば、当たりが止まっていた若手の林や小園にも安打が出た。攻撃陣が束となり、13安打で11得点を奪った。

今季先発出場は21試合にとどまる。出場機会が限られた中でも、チームメートへの気配り、目配りを忘れない。試合中や試合後の談話には必ずチームメートへの思いを乗せる。グラウンドやベンチだけでなく、陰ながら若手をサポートすることもある。

8月10日エキシビションマッチのソフトバンク戦で、林の登場曲を母校智弁和歌山のチャンステーマ「ジョックロック」に変えたのは、長野だった。打撃の調子を落としていた後輩へいたずらのような優しい気づかい。仕掛けられた林は笑顔で「高校時代を思い出しました」と複数安打で復調のきっかけとした。

大量得点で試合の主導権を最後まで渡さず、連敗を止めた。佐々岡監督は「長野はよく期待に応えてくれた。2連敗していた中で、あの2点打は大きかったですね」と突破口を開く一打を放った長野の働きをたたえた。若手などに出場機会を譲る今季だが、先発出場に限れば3戦連続安打、2戦連続複数安打。巡ってきた出番で、健在を示すとともに、意地を見せた。(前原淳)

(※引用元 日刊スポーツ

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