公式戦(9月25日、カープ3-2DeNA、横浜スタジアム)
1点リードの9回。表情ひとつ変えず、広島・栗林は敵地のマウンドへ向かった。先頭の代打・楠本は右飛に仕留めたものの、代打・ソトを歩かせ、桑原に左前打を浴びて一、二塁のピンチ。それでも、栗林の顔色は変わらない。
柴田は「宝刀」フォークで空振り三振。最後は代打・関根を遊飛に仕留め、ゲームセットの声を聞いた。
これで区切りの今季25セーブ目。03年に永川が樹立した新人の球団記録に肩を並べた。佐藤輝(阪神)の大失速で、混迷の色が見え始めた新人王レース。広島のブルペンを支える右腕は、勝利のために、一つ一つ数字を積み重ねていく。
(※引用元 スポニチアネックス)