公式戦(10月9日、カープ7-1巨人、マツダスタジアム)
広島は首位打者を争う鈴木誠也外野手と坂倉将吾捕手が競うように得点に絡み、4連勝とした。
初回2死一塁から鈴木誠が左翼線へ先制二塁打を放つと、坂倉が中前適時打。7回は1死一塁から鈴木誠が左前打で好機を広げ、坂倉が右中間への2点二塁打でリードを広げた。そろって3打数2安打1四球。2人で4打点を稼いだ。
鈴木誠は打率を3割2分1厘に上げ、2年ぶりのタイトルへ視界良好。3割1分7厘と4厘差で食らいつく後輩の活躍も刺激に変えた。
「僕もしっかりやらないと。僕は丸さんを見てきたし、あいつ(坂倉)一人で背負わせるわけにはいかない。僕がだらしなかったらマークも厳しくなるので」。かつて広島に在籍した丸(巨人)の後ろを打っていた過去の自分に重ね、貫禄を示した。
初の規定打席到達にあと13と迫る坂倉は、もちろんタイトル争いも初めて。
最近は「そっとしておいてください」と繰り返しているが、この日も「ランキングはもういいかな…と思います」と苦笑い。「打率1位とかでなく、まず自分のやれることを。1打席1打席、アウトでも無駄にならないように」と集中した。
(※引用元 スポーツ報知)