公式戦(11月1日、カープ9-7ヤクルト、神宮球場)
広島の守護神栗林良吏投手(25)が、15年山崎(DeNA)が持つ新人最多セーブタイ記録となる37セーブに到達した。3点リードの9回に登板し、1回1失点で締めくくった。同時に、09年岩瀬(中日)に並ぶプロ野球歴代2位タイの20試合連続セーブの快挙も成し遂げた。
まさかの結末が待っていた。大学日本代表でチームメートだった先頭宮本に、右越えの今季初被弾を食らった。
試合前日には報道陣の「今季被弾がないですね」の問いに「ホームランの話題が出たので、次打たれちゃうかもしれないです」と笑っていたが、現実となってしまった。ただ、アウト3つを空振り三振で奪い、勝利に導いた。
新人ながら開幕から守護神として1年間を投げ抜き、53試合に登板。防御率は0・86と抜群の成績を残した。セーブ機会失敗ゼロ、被弾1本で締めくくり、新人王獲得へ最後に大きなインパクトを残した。
(※引用元 日刊スポーツ)