広島・鈴木誠也外野手が16日、今オフのポスティングシステムを利用した米球界移籍の希望を球団に伝え、了承された。マツダスタジアムで会見。挑戦に至った思いを語った。
以下は鈴木誠の主な一問一答。
―球団にメジャー挑戦への思いを伝えた。
「少し前の年ぐらいからそういう気持ちがありますとは伝えさせてもらっていた。ステップアップとして、僕の何と言うんですかね、レベルアップするための段階にメジャー挑戦というのがあったので。その段階に僕自身が来たと思ったので」
―球団からどのような言葉が。
「2016年からしっかりやってもらって貢献してもらったので、夢をかなえてあげたいって。本当にありがたいし、ポスティングの制度は球団が認めてくれないと挑戦できないので。本当に、しっかり覚悟を持ってしっかりやっていきたいなと思います」
―結果的にこのタイミングになった。
「成績的にも球団が認めてくれたというのもあるので。行くためには、そのぐらいの成績を出さないといけないと思っていたので。そうじゃないと認めてくれないので、是が非でも結果を出してという感じではやっていました」
―最終的に決断した時期は。
「生まれた瞬間ですね。嘘です。いつだろう? 黒田さん(15年に米球界から広島に復帰した黒田博樹氏)が帰ってきて、黒田さんに『(メジャーの)こういう選手を見てみろ』と言われて。同じ野球をやっているのに、これだけ違うんだって衝撃を受けて。もともとメジャーリーグも見てなくて、あまり興味はなかったんですけど。衝撃を受けて、こういう選手が世の中にはいるんだって、こういう選手にも勝ちたいなっていうような思いが強くなって」
―カープに対して。
「もしかしたらここに残っているかもしれないし、そこは何とも言えないです。いろんな経験をさせてもらって、1年目から本当にいろんなことを教えてもらって成長できた。もちろんファンの皆さんの声援があって、ここまで大きく育つことができて、本当に感謝しかないです。コロナで声援が聞けなくてモチベーションの部分でもけっこう難しくて、またああいう声援の中でやりたいなと思いもあったんですけど」
―一緒に戦ってきたチームメートには。
「そこはやっぱり一番寂しいですし、ずっと仲良くやらせてもらってたので。僕が抜けることによって若い選手もチャンスも増えると思いますし、そこをガツガツと頑張って、もっともっと強いカープを作ってほしいですね」
―同学年のエンゼルス・大谷が先にメジャーで活躍している。
「テレビを見たら出てくるし、同級生としてやっぱりすごいなと思いますし。別にあそこを目指そうとも思わないし、自分自身がしっかり頑張れればなと。やっぱり、一同級生としては尊敬していますね」
―これから渡米する予定は。
「あるとは思いますけど、いつかは全く分からないですね」
(※引用元 スポーツ報知)