広島・小園海斗内野手(21)が29日、広島市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増以上の大幅昇給となる1300万円増の年俸2100円でサインした。
「納得してサインをしました。来年も頑張ろうという気持ちになった。(球団からは)1年間お疲れさま、よく頑張ったといっていただいた」
昨オフのダウン更改から一転、背番号「51」の前任者の鈴木誠の高卒4年目の1700万円を超え、さらに2000万円を突破した。ミレニアム世代では中日・根尾の1300万円(更改)、ロッテ・藤原の1800万円(未更改)をダブルで抜き、巨人・戸郷の2600万円(未更改)に迫った。
プロ3年目の今季は4月に1軍昇格し、田中広から遊撃のレギュラーを奪った。開幕は2軍で迎えたものの、9月に自身初の規定打席に到達。113試合に出場し、打率・298、5本塁打、35打点といずれもキャリアハイの成績で才能を開花させた。
さらなる飛躍へ、年内は同じ左打ちの西川に弟子入りして本拠地でバットを振る。来年1月は今年に続き、愛媛・松山市で兵庫・宝塚リトルの先輩の山田、川端らヤクルト勢と約2週間の合同自主トレをする予定で日本一のエキスを吸収する。
会見中に今年1月に結婚した女性との間で授かった子供が秋に誕生したことを明かした。公私ともに順調なパパは「自分ひとりではない。家族ができたのでしっかり養っていけるように頑張っていきたい。毎日毎日が勝負」と力を込めた。
(※引用元 サンケイスポーツ)