広島の小園海斗内野手(21)が11日、今季ノルマに全試合フルイニング出場、出塁率アップを掲げた。3年目の昨季は遊撃レギュラーをつかみ、初の規定打席到達で打率2割9分8厘。この日から愛媛・松山市内でヤクルト・山田、川端らとの合同自主トレがスタートさせた。小学校時代に在籍していたチームの先輩にあたる山田と、昨年に続く合同トレ。山田への弟子入り2年目でさらなる飛躍を目指す。
最高のお手本が目の前にいる。山田はプロ4年目で143試合に出場してシーズン191安打をマークするなど才能を開花させた。合同トレの相手には、他に“代打の神様”として日本一に貢献した川端もいる。「(聞きたいのは)やっぱり打撃のこと。(山田とは)右左、違いますけど、(川端)慎悟さんもいらっしゃる。いい打者がそろっているので、吸収できるところは吸収して自分にいいようにできればと思います」。昨年以上に日本を代表する打者を密着マークしていくつもりだ。
昨季の課題には、四球の少なさを挙げた。積極的な打撃は持ち味でもあるが、打率がリーグ8位の一方で出塁率3割2分は同25位。「ボール球を振ることも多かった。(ボールの)待ち方、見逃し方を聞きたい」。いかにボールを見極められるようになるかが成績アップの鍵を握るとみている。
昨季はキャンプも開幕も2軍スタートだった。「本当に悔しかった。今年は最初から、いい思いができるように」。22日まで昨季の日本一の燕軍団に交じって汗を流す日々。「チームとしては優勝、そして日本一(が目標)。ヤクルトもいますけど、勝てるように。対戦したときにいい姿を見せられるようにやっていきたいと思います」と誓った。
(※引用元 スポーツ報知)