広島のドラフト1位・黒原拓未投手(22=関学大)が沖縄2次キャンプ第1クール最終日だった17日のブルペンで新たな取り組みを披露した。投球動作に入った際に上げた右足を1秒ほど制止してから投球。走者の有無に関係なく、すべてクイック投法だった以前から変化した。
初の実戦形式だった15日のシート打撃では打者11人に投げて8安打を浴びる“プロの洗礼”。打ち損じなく一振りで痛打される場面が目立ち、打者とタイミングが合いやすいフォームに修正の必要性を実感していた。
右足をしっかり上げて制止するフォームで28球を投げた後は、従来のクイック投法に戻して59球。計87球の投球練習中には佐々岡監督から直に助言される一幕もあった。
「クイックだけでもいいけど、どっちにしてもタイミングをズラさないとダメ。クイックだけにするにしても、いろいろ変えていければ…。序盤はあまりうまいことタイミングがかみ合ってなかったけど、後半はだんだんと良くなって、いいタイミングで投げられた。(監督からは)顔と体が(前へ)いっているから、もっと残して前で放すように…と言っていただいた」
18日の休日を挟んで19日の巨人との練習試合で実戦デビューを予定。「試合になったら入り込んで、集中しながら全力でやれたら」と意気込んだ。
(※引用元 スポニチアネックス)