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メジャー挑戦の誠也、心の内に秘めた思いと、愛妻への感謝の言葉とは

2022年2月25日

メジャー挑戦の誠也、心の内に秘めた思いと、愛妻への感謝の言葉とは

メジャーへの移籍が期待される広島・鈴木誠也外野手。鈴木が広島、そして次世代の若鯉たちへ継承したものは、計り知れないだろう。鈴木に初めて単独で取材したのは、入社11か月目を迎えた20年2月の宮崎・日南キャンプだった。鈴木は、「第2回 WBSC プレミア12」でMVPに輝き、打率、打点、得点の三冠を総なめにするなど絶好調で、日本球界を代表する選手に成長していた。

私は当時、カープ担当に配属されてから、まだ3か月。カープ担当は、スポーツ紙記者は計10人で女性記者はたったひとりだった。とにかく心細く、必死に周りの先輩記者について行くのがやっと。あっという間に時間が過ぎていくキャンプ取材に、危機感を覚えていた。

「このままだとキャンプにただ来ているだけで、何も成長できない」と焦っていた私は「日南で、必ず鈴木選手に1度は取材をする」という目標を設定した。第2クールのバッティング練習の合間を見計らい、鈴木に「5分でいいので、お話聞かせてもらっても大丈夫ですか?」と、恐る恐る聞くと「僕ですか? いいですよ」と快く了承してくれた。

プレミア12では、現パイレーツ・筒香嘉智外野手やオリックス・吉田正尚外野手らトップ選手が集結。他球団の選手と会話する中で、ためになることや、技術面の考え方などで変化があるのかについて問うと「技術的に『すごいなぁ』と思うところは、たくさんあるんですけどやっぱり体つき、捉え方、伝え方が違うので。人ってそれぞれ考え方は違うし…。皆、やっぱり独自の考え方があって、聞いていて面白いなと思うことはありますよ。でも自分は、自分なりに感じたことを試合でやっていければいいかなと思っています」と真っすぐ前を向きながら、答えてくれた。

その後、坂倉将吾捕手や、宇草孔基外野手ら後輩選手に慕われている鈴木に「チーム内で特に成長を感じる若手選手はいますか?」と聞くと、「僕が言える立場では無いです。みんな頑張っていますから」と一切、個人名を出さなかった謙虚な姿が非常に印象に残っている。

春季キャンプの全日程が終了し、いよいよシーズン開幕という時に、新型コロナウイルスがまん延。開幕延期に伴い、広島もチーム練習、自主練習を長期間強いられた。

選手らは、早く試合がしたいのに出来ず、やるせない気持ちを抱えていたが、練習は一切力を抜くことなく、真摯(しんし)に取り組んでいた。

とある日の練習終了後、一度ベンチへ忘れ物を取りに来た鈴木に「ご結婚されたことについて質問させてもらってもいいですか?」と19年に結婚した、新体操元日本代表でスポーツキャスターの畠山愛理に関する取材をお願いしたこともあった。

長らくアスリートとして第一線にいた畠山は、練習熱心な鈴木の姿勢にとても理解を示してくれているようで、「どちらかというと『野球、好きなだけやってきて! 』」みたいな感じ。お互いがスポーツをやっていたというのもあるんで、そこら辺は分かってくれています。そりゃもちろん、理解があって。一番助かっていますね」とこれまでを振り返りながら、愛妻への思いを口にしていた。

畠山も、最初は料理が得意ではなかったようだが、スポーツ料理研究家の村野明子氏らにアドバイスをもらいながら腕前をメキメキと上げ、今では食卓に7、8品目の料理が並ぶのが当たり前に。「なんか頑張ってやってくれているのも分かるので。僕も野球をもっと頑張らないといけないなとか、お互い刺激し合いながらやれているのがいいのかなと思いますし。やってくれていることがありがたい。僕は一切文句がないです」。

「ずっと野球をやっていたいタイプ」と自身を分析する鈴木がシーズン中に活躍している姿を目にすると「不安だから練習するし、不安っていうのは一生消えない」と真剣な表情で語っていたことを思い出すことがある。

「自分がすごいだとか、いい成績を残しているとは全く思わない。世界で見たらとんでもない人ばかりだから。成功すれば自信に変わっていくという繰り返しが野球をやっている以上、一生続くんだろうなと思います」。 言葉の一つひとつに人の心を動かす力があり、常に高みを目指し続けるスズキセイヤは、プロ野球選手としてだけでなく、一人の人間としても格別な存在ではないだろうか。(坂口愛澄)

(※引用元 スポーツ報知

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