広島のドラフト3位・中村健人外野手(24)が、30日の阪神戦で初安打を放ち、プロでの第一歩を刻んだ。7回の先頭。先発・床田の代打で登場すると、阪神の伊藤将から中前打を放ち、この回3得点のきっかけをつくった。菊池涼の適時二塁打で生還するとベンチも祝福。勝利が重なり、忘れられない一戦となった。
試合後、床田とともにお立ち台に呼ばれた中村健は、ファンへのあいさつを促されると「まず、中村健人と申します。よろしくお願い致します。本日はありがとうございます」と丁寧な口調であいさつ。「目の前の1球に食らいつく思いで、フルスイングできた結果が良い結果につながった」と振り返った。
その後も初々しいコメントが続いた。「日々、練習する中で、何とかこの1本出したいと思ってやってきたので、ここからまた積み上げて、どんどんチャレンジしていきたい」「自分のできることを最大限やるべく、日々練習しておりますので、チームの勝利に少しでも貢献できるように頑張ります」。そんな口調に笑みを漏らした床田は、インタビュアーに振られると「僕のルーキーの時と全然違うなと思いました」と話し、球場内からも思わず笑いが漏れた。
うれしい記念球について、中村健は「ありがたいことに今、持たせて頂いていて。先ほど、佐々岡監督とも写真を撮らせて頂きました」と、これまた丁寧に報告して笑顔。今後の抱負についても「チームの勝利に何としてもという思いで、どん欲にプレーしていきます。皆さんのまた喜ぶ顔が見たいので、頑張ります」との神対応ぶりで、大きな拍手を浴びていた。
(※引用元 スポニチアネックス)