公式戦(4月10日、カープ1-0阪神、甲子園球場)
広島の遠藤淳志投手が、2020年11月4日の巨人戦(マツダ)で完投勝利を収めて以来522日ぶりの白星をつかんだ。7回2/3を5安打無四球で無失点に抑える好投で今季初勝利を挙げた。
序盤から阪神打線を寄せ付けなかった。初回は先頭・近本を中前打で出塁させたが、続く中野を落ち着いて遊ゴロ併殺。4番・佐藤輝は内角高めの143キロ直球で見逃し三振に仕留めた。
2回以降は、凡打の山を築いた。7回1死から佐藤輝に右中間二塁打を浴びて初めて得点圏に走者を背負ったが、最後は2死三塁から糸原を二飛で無失点で切り抜けた。
球数91で迎えた8回の攻撃では、2死一塁の場面でそのまま打席に立ち、続投。その裏は1死から代打・島田に左前打を浴び、代打・ロハスを左飛に打ち取ったところで2番手・塹江にバトンタッチ。103球でマウンドを降りた。9回は栗林が1死三塁のピンチを背負ったが、無失点で試合を締めくくった。
前回登板の3日の中日戦(バンテリンD)では6回1失点も、打線が柳に完封負け。今季初黒星も「価値ある1敗だったと思う。柳さんと投げ合えたこともいい経験。負けは負け。この悔しさを次の登板に(ぶつける)」と手応えをつかんでいた。
(※引用元 スポーツ報知)