公式戦(5月1日、カープ0-4中日、バンテリンドーム)
広島打線が、また中日・柳の前に沈黙した。7回131球で降板した右腕に散発5安打に抑え込まれ、1点も奪えなかった。4月3日の対戦(バンテリンD)では完封勝利を献上。今季となった。
試合前の時点でリーグトップのチーム打率2割5分5厘を誇る打線が、つながりを欠いた。初回2死一、二塁から坂倉が凡退。2回は先頭の田中広が四球で出塁したが、続く小園が一ゴロで走者を進めることができずに無得点。
3回は1死から西川が三失で出塁し、坂倉がランエンドヒットの形で左前打を放って2死一、三塁の得点機を作ったが、田中広が見逃し三振。直後に先発・玉村が2失点した。
広島ベンチは早めの仕掛けで反撃機をうかがった。4回の攻撃で玉村に代打を送り、2番手には開幕から先発ローテの一角を担ってきた遠藤を投入。
2年目の19年9月15日のヤクルト戦(マツダ)以来3年ぶりの救援登板となった右腕も、6回1死二、三塁から9番・柳の中犠飛で追加点を献上。9回には、この日に出場選手登録されたケムナが今季初登板したが、さらに1点を追加された。
打線は8、9回も無得点に終わり、前回の柳との対戦以来となる今季2度目の零封負け。
3月は開幕6連勝を飾ったものの、4月は敵地での中日3連戦3連敗から始まり、月間成績は10勝12敗1分けの負け越し。5月も同様に中日相手に黒星スタートという形となった。
(※引用元 スポーツ報知)