カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

広島カープが下馬評を覆す健闘/【小早川毅彦のベースボールカルテ】

2022年5月2日

広島カープが下馬評を覆す健闘/【小早川毅彦のベースボールカルテ】

セ・リーグは広島が、下馬評を覆して頑張っている。昨季まで3年連続Bクラスに加え、主砲の鈴木誠也(現カブス)が抜けた。開幕前に評論家の間で、低い評価が多かったのもうなずける。

私の順位予想は2位。OBなので少なからず忖度(そんたく)したが、広島なら大砲がいないなりの野球ができると考えたからだ。ぽっかりと空いた穴を1個の石で埋めるのは無理。それなら、何個も使えばいい。佐々岡監督は今季、そういう野球をやっている。

野手陣はセンター返しの意識を感じる。チーム本塁打はリーグ最少ながら、犠打は12球団で断トツ。西川、坂倉、菊池涼の上位陣が好調で勝負強く、得点圏へ走者を進めさえすれば点を取れるという雰囲気がある。

昨季10本塁打、40打点とブレークしかけた4年目の三塁手、林の調子が上がらず、本職は捕手の坂倉が三塁を守る。そつなくこなしている坂倉は立派だし、打撃を生かすために決断した首脳陣の勇気も評価したい。

坂倉と同じ捕手の中村奨は外野で、ドラフト5位・末包(すえかね、大阪ガス)は本職の外野と一塁で出場機会をうかがい、堂林は内外野ともにこなしている。首脳陣が備えさせていたからこそで、中村晃、周東、牧原大、栗原らが本職以外のポジションを守り、レギュラーに故障者が出ても戦力ダウンを感じさせなかった2、3年前のソフトバンクのようだ。

先発投手陣は大瀬良、九里、森下に加え、左の床田が成長。中継ぎも中崎が復調し、新人の黒原(関学大)も加わり層が厚くなった。27、28日はヤクルトに敗れたが、今季の安定感なら大きな連敗はしないだろう。

私は3月21日のOB戦で初めてマツダスタジアムの打席(現役時代の本拠地は旧広島市民球場)に立ち、改めてファンの力を実感した。ここまで本拠地で大きく勝ち越しているのは、ファンのおかげでもある。

かつてカープは「好調なのは、こいのぼりの季節まで」と言われた。2016年からのリーグ3連覇で消滅しかけたが、過去3年は「こいのぼりの季節まで」すらなかった。今季はゴールデンウイークを過ぎても、元気に泳ぎ続けてくれると思う。

(※引用元 サンケイスポーツ

関連記事

カープ伝説のエース・外木場義郎が明かした「完全試合」達成の心境

カープ伝説のエース・外木場義郎が明かした「完全試合」達成の心境

平成の頃から、どこかセピア色に映っていた「昭和」。まして元号が令和になったいま、昭和は遠い過去になろうとしている。しかし、その時代のプロ野球には強烈なキャラの選手たちが大勢いて、ファンを楽しませてくれ …

90年代、カープBEST9は?リーグ優勝1回と徐々に低迷期へ突入

90年代、カープBEST9は?リーグ優勝1回と徐々に低迷期へ突入

近くて遠い90年代プロ野球――。いまから20年以上前、各球団ではどのようなことが起こっていたのか。プロ野球が熱かった90年代を12球団ごとに振り返る。 91年に歓喜に沸くも…… 3度のリーグ優勝を成し …

失明の危機も「投げてくれんか?」、カープ初優勝のスーパーマン投手

失明の危機も「投げてくれんか?」、カープ初優勝のスーパーマン投手

「昭和プロ野球人」の貴重な過去のインタビュー素材を発掘し、その真髄に迫る人気シリーズ。当時の個性的な選手たちのなかでも、とりわけ金城基泰(かねしろ もとやす)さんの美しいアンダースローの投球フォームは …