公式戦(6月26日、カープ4-3DeNA、横浜スタジアム)
広島が、延長12回に代打・松山竜平外野手の決勝犠飛でDeNA相手に同一カード3連勝を飾った。3―3同点で迎えた最後のイニング。先頭の代打・羽月が一塁線を破る二塁打を放ち、野間の犠打で1死三塁。36歳のベテランがきっちり仕事を果たした。
土壇場で勝利をもぎとった。2点リードで終盤を迎えながら、8回に森浦が1失点で1点差に詰め寄られ、9回は守護神・栗林が簡単に2死を取りながら、桑原の四球の後、佐野に同点の適時二塁打を浴び、23日の阪神戦(マツダ)に続く今季3度目のセーブ失敗。
それでも勝ち越しは許さず、6連戦で3度目の延長戦となった10回以降はケムナ、ターリーが無失点リリーフ。12回は矢崎が無失点。ターリーが来日初勝利で、矢崎がプロ初セーブ。チームで栗林以外の投手がセーブを挙げるのは、守護神が入団前の20年11月10日のヤクルト戦(神宮)のフランスア以来だった。
先発・九里は、初回先頭・蝦名の死球から先取点を献上したが、踏ん張った。2回1死二、三塁のピンチを切り抜け、7回108球を投げ、6安打1失点。今季13登板目にして、初の無四球投球だった。
打線も序盤はDeNA先発・京山に苦しんだが、マクブルームの一打で試合をひっくり返した。0―1の6回1死二、三塁から逆方向へはじき返した打球は、風にも乗って右翼の頭上を越える2点二塁打。
4番の助っ人は、その前の2打席で中前打、遊撃内野安打を放ち、8回の打席でも左前打。猛打賞、4安打はともに5月8日DeNA戦(マツダ)以来、来日2度目だった。8回には1死二、三塁から小園のスクイズで追加点を奪っていた。
これで1分けを挟んで5連勝は、開幕6連勝以来の今季2度目。6月10日以来、16日ぶりに借金0となった。抜群の相性を誇るDeNA戦は、これで敵地6戦全勝を含めて11勝1敗。今季9勝2分けで、いまだ無敗の阪神と2チームに対して貯金19と荒稼ぎしている。
(※引用元 スポーツ報知)