公式戦(7月12日、カープ4-7DeNA、マツダスタジアム)
広島の秋山翔吾外野手(34)が、本拠地デビュー戦となった12日のDeNA戦で、まさかの4三振を喫した。
この日は「3番・右翼」でスタメン出場すると、初回、4回とDeNA先発の石田の前に2打席連続で見逃し三振。6回は1死一塁からランエンドヒットの形で空振り三振に倒れると、8回も左腕・田中健の前に見逃し三振。カーブにタイミングを外されるなど振るわず、秋山には珍しい4打席連続三振となった。
秋山がNPBで1試合4三振を喫するのは3度目で、2018年4月13日の楽天戦以来。ただ、三振以外を含まない純粋な4打数4三振は、NPBでは自身初という極めて珍しい結果となった。
試合も先発・九里が3失点するなど序盤から勢いに乗れず、チームは黒星を喫した。
この日は秋山の本拠地デビュー戦を見守ろうと、広島ファンが大勢駆けつけた。初回、右翼の守備に就く際には右翼席へ向かって帽子を脱ぎ頭を下げて、「歓迎」のボードを持ったファンから拍手喝采を浴びた。
広島デビューとなった8日からの中日3連戦では11打数2安打1打点。打撃はまだ本調子とはいかないが、それでも3試合で左翼、中堅、右翼の3ポジションで先発した。中堅守備では両サイドと連携を図り、右翼に入った3戦目には強肩で移籍後初補殺をマークするなど、さすがの存在感を発揮。さらに、遊撃手・小園に向けては将来のために、と助言も送っていた。
この日は結果は出なかったが、秋山の一挙手一投足にはまだまだ注目が集まりそうだ。
(※引用元 スポニチアネックス)