公式戦(8月16日、カープ5-0中日、マツダスタジアム)
広島が16日の中日戦に5-0と勝利し、連敗を2で止めた。チームは佐々岡監督をはじめ、菊池涼、野間、小園ら主力選手がコロナ陽性で離脱するピンチだったが、感じさせない強さを見せた。
立役者の一人が森下だ。明大の先輩でもある柳と、通算4度目の投げ合い。序盤3回までは毎回、得点圏に走者を進められるなどピンチの連続だったが、これを乗り切るとエンジンが掛かった。
7回の2死一、二塁もしのぎ、ついに9安打1四球で完封勝利。前回9日のヤクルト戦では自身490日ぶり3度目の完封を果たしたが、これで2戦連続完封で2年ぶり2度目の2桁勝利も決めた。
試合後は、2本塁打の堂林、プロ初アーチの矢野と並んでお立ち台に呼ばれ、ジョークで“爆笑”をさらう一幕もあった。
以下、森下のお立ち台から。
―2試合連続完封勝利。
「疲れました!」
―明大の先輩・柳との投げ合い。
「絶対に勝つという気持ちでマウンドに上がりました」
―序盤3回まではピンチの連続だった。
「とにかく点を取ってもらったので、0で抑えようという気持ちで投げました」
―堂林、矢野の一発が大きかった。
「いきなり初回から(堂林が)すごい当たりを打ってもらったのと、(自分の)打席の前で“行くんじゃないか、行くんじゃないか”と(矢野が)ギリギリのホームランを打ってくれた(球場大笑い)。うそです。もう本当に助かりました(笑)」
―9回には大きな拍手も起こった。
「本当に鳥肌が立ちました。ありがとうございます」
―2年ぶりの2桁勝利。
「10勝は目標にしていたので、何とかいくことができてよかったです。次も頑張ります」
(※引用元 スポニチアネックス)