広島OBの黒田博樹氏が1日、マツダスタジアムを訪れ、球団アドバイザーとして契約を結んだ。
契約後に取材に応じ、「自分が経験してきたことが少しでもプラスになれば。僕自身も入団して4、5年は結果が出ずに苦しい思いもたくさんしてきた。そういう意味で今、苦しんでいる投手、なかなか結果に結びつかない投手に対して少しでも何か力になれればという気持ちはあります」と所信表明した。
来季から指揮を執る新井貴浩新監督からの熱烈オファーに対し、根負けする形でアドバイザー就任が決まった。「本当に何度も、しつこいぐらいのお電話をいただいた。いつも切り際に『お願いします』と。
鈴木(球団本部長)さんもそうですけど、何度もお電話いただいた。自分の中でイメージは湧かなかったんですけど、自分のスケジュールの中で出来る範囲で協力していきたい」。現時点でアドバイザーとしての活動は未定ながら“非常勤”で主に若手投手を中心にアドバイスを送っていくという。
2016年に投打の中心選手として25年ぶりのリーグ優勝に貢献した新井監督とは盟友。優勝を決めた際に2人で涙を流して抱き合った姿は、歓喜を象徴する場面となった。16年限りで現役引退後、球団の正式ポストに就任するのは今回が初となる。
(※引用元 スポーツ報知)