出場機会の少ない選手の移籍活性化を目指す「現役ドラフト」が9日、初めて開催された。巨人は楽天からオコエ瑠偉外野手(25)を獲得。一方で戸根千明投手(30)は広島からの指名を受けた。
オコエは15年ドラフト1位で楽天に加入。1年目から1軍での出場機会を得たが、今季は6試合のみの出場に終わっていた。
14年ドラフト2位で日大から巨人入りした左腕・戸根は広島入り。1年目の15年は46試合、2年目の16年は42試合に登板したが、17年以降は2軍生活が長く、20年には二刀流にも挑戦した。今季は9登板で0勝0敗、防御率5・02だった。
各球団が獲得した選手は以下の通り。
【パ・リーグ】
▽オリックス 渡辺(ヤクルト)
▽ソフトバンク 古川侑(日本ハム)
▽西武 陽川(阪神)
▽楽天 正隨(広島)
▽ロッテ 大下(オリックス)
▽日本ハム 松岡(西武)
【セ・リーグ】
▽ヤクルト 成田(ロッテ)
▽DeNA 笠原(中日)
▽阪神 大竹(ソフトバンク)
▽巨人 オコエ(楽天)
▽広島 戸根(巨人)
▽中日 細川(DeNA)
◆現役ドラフト
午後1時から非公開で行われた。各球団が任意で2人以上の選手リストをあらかじめ提出。12球団は事前に獲得希望選手を指名する。最多得票の球団が最初の指名権を得て、事前に指名していた選手を選ぶ。指名された球団が次の指名権を得る―、を繰り返す。
最低各球団1人以上獲得し、1人以上他球団に移籍するシステムで2巡目まで行われる。2巡目の参加は自由。対象除外選手は〈1〉外国人選手、〈2〉複数年契約選手、〈3〉年俸5000万円以上の選手(1人に限り5000万円以上1億円未満の選手を対象にできる)、
〈4〉過去にFA権を行使したことがある選手、〈5〉FA資格選手、〈6〉育成選手、〈7〉前年のレギュラーシーズン&クライマックスシリーズ終了の翌日以降トレードで獲得した選手、〈8〉シーズン終了後に育成から支配下に切り替えられた選手。
(※引用元 スポーツ報知)