プロ野球で出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指して導入された「現役ドラフト」が、9日に初めて開催された。
広島からは正随優弥外野手(26)が楽天に移籍。一方、巨人の戸根千明投手(30)を獲得した。戸根は来季9年目で、巨人で通算158試合に登板している経験豊富な左腕だ。
さらに今季7月16日の巨人―広島戦では、3回に長野に満塁弾を浴びた因縁がある。くしくも、長野は来季から巨人に復帰。戸根は広島でリベンジを誓うことになる。
現役ドラフトは非公開で行われ、各球団2人以上提出されたリストから各球団とも最低1人を指名する。外国人、シーズン終了後に育成から支配下選手登録された選手やFA資格を保有する、または過去にFA権を行使した選手、育成選手らは対象外となる。
年俸5000万円以上の選手は対象外だが、1人に限って5000万円以上1億円未満の選手をリストアップできる。
獲得希望選手としてより多くの球団から支持を集めた球団が1番目の指名権を得る方式。2巡目まで指名が可能で各球団が少なくても1人を獲得し、1人が移籍するシステムとなっている。移籍が成立した選手のみ公表される。
(※引用元 スポニチアネックス)