本拠地の登板前、打席前に流れる登場曲は、ファンにとって野球観戦の楽しみのひとつである。広島・大瀬良大地投手(26)は広島出身の女性シンガー・松前香帆の「大地~炎のナンバー~」でテンションを上げて、マウンドに上がる。
「オリジナルの歌を登場曲にしている選手はあまりいないので、うれしいですね。僕が野球を続けている限りはこの曲にしようと思っています」
1年目の2014年シーズン途中にテレビの企画がきっかけで採用。本拠地で「駆け抜けろ大地 赤い声援 力に変えて今 不屈の闘志胸に」と松前のパワフルな声が流れると、スタンドが一気に盛り上がる。
登場曲でいえば、九里も話題となっている。
今季から鯉党で新日本プロレスのレスラー、内藤哲也のテーマ「STARDUST」を使用。内藤の決めせりふ「トランキーロ! あっせんなよ!(Tranquiloはスペイン語で落ち着いての意味)」で始まるこの曲のインパクト大だ。
九里は「以前、内藤さんと知り合って、交流をしています。もともと格闘技が好きです。ことしの『1・4東京ドーム大会』も見ました。共通の知り合いがいて、使わせていただくことになりました」と明かした。
そのほか、田中は「野球に関係した登場曲にしたかった」と男性シンガー・ハジ→の「逆転満塁ホ→ムラン☆♪」。松山は自身が「鯉のアンパンマン」と呼ばれていることを利用して双子姉妹ユニット・ドリーミングの「アンパンマンたいそう」。
野間は2005年に「飲ま飲まイェイ」でヒットしたモルドバ出身の音楽グループ・O-ZONE(オゾン)の「Dragostea Din Tei(恋のマイアヒ)」で球場を沸かせている。
1人1人のキャラクターが確立!? しているカープナインは、登場曲も個性的。メッセージのこもったアゲアゲなナンバーで、連日超満員のマツダスタジアムをさらに盛り上げている。(柏村翔)
(※引用元 サンケイスポーツ)