顔にはやけどが残り、声はガラガラだった。マツダスタジアムで自主トレを開始した会沢が、護摩行〝延長戦〟に突入していたことを明かした。
「1週間、護摩行をしていた。本当にしんどかったが、心も体も、より一層、気が入った」
7日から堂林とともに最福寺に通った。例年通り3泊4日の予定だったが、池口恵観法主(86)が「もっとやろう」と提案。堂林は自主トレのために沖縄に旅立ったが、会沢はそのまま残ることになった。
炎、炎、炎…。1週間で計7回。火柱の前でお経を唱え続けた。2017年に新井貴浩(現広島監督)に同行したことがきっかけで、今回で7年連続。過去最高レベルの修行だったという。
池口法主から「新井を優勝させないといけない」と言われると「男ならやってやろうと思っている」と燃えに燃えている。
「今年にかける思いは強い。気持ちでは負けない」
昨季は98試合に出場し、打率・207、3本塁打、33打点。プロ17年目の今季は坂倉が捕手一本で勝負するなど、後輩からの突き上げはさらに厳しくなる。想像を絶する苦行を乗り越えた。ド根性は誰にも負けない。(柏村翔)
(※引用元 サンケイスポーツ)