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独自のドラフト戦略、スカウト「厳しい練習に耐えることはできるか」

2018年6月8日

独自のドラフト戦略、スカウト「厳しい練習に耐えることはできるか」

広島は5月30日、今秋のドラフト会議に向けて広島市内のマツダスタジアムで苑田聡彦スカウト統括部長(73)ら、各地区の担当スカウトが参加し、スカウト会議を行った。

取材に応じた苑田スカウト統括部長は「ピッチャーは毎年補強をしないといけない。現場は即戦力を求めているけど、カープは育成というのもある」と説明した。会議では指名候補を約150人に絞り込み、東洋大・梅津晃大投手(4年)、大阪桐蔭高・根尾昂内野手(3年)ら16人の映像を確認した。

近年の広島の独自のドラフト戦略が脚光を浴びている。

12年のD2位・菊池涼介(中京学院大)、13年のD2位・鈴木誠也(二松学舎大付高)、14年のD3位・田中広輔(JR東日本)とドラ1以外でもスターがズラリ。選手の努力はもちろん、その活躍の影には熱いフロントの存在もある。

広島のスカウトは球団OBで構成され、各地域に1人ずつ配置。複数のスカウトを配置せず、基本的に個人行動。各自が日程を決めて、球団支給の「マツダ」車や公共交通機関を利用して、各地を動き回る。

鈴木や田中を発掘した関東地区担当の尾形佳紀スカウト(39)の場合、1月は指名候補の所属先へのあいさつ回り。春、夏の野球シーズンは晩までビデオ片手に試合や練習を視察し、性格や態度まで徹底的に情報収集する。

まず見るのは「カープの厳しい練習に耐えることはできるか」。次に投手では背の高さ、野手では足の速さや肩の強さと素材を重視。そして数カ月に1回のスカウト会議で選手を紹介して、他地区のスカウトとの社内コンペに勝ち抜けば、秋のドラフトで指名する。

昨年のインタビューで尾形スカウトは「大変ですけど、その分やりがいはあります。担当した選手が1軍に上がってくれたらうれしいです」。リーグ3連覇を目指すカープはフロントも一丸となって、戦っている。(柏村翔)

(※引用元 サンケイスポーツ

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