広島は8日、支配下の戸根千明投手(31)、岡田明丈投手(30)、藤井黎来投手(25)、曽根海成内野手(29)、育成の坂田怜投手(25)と新家颯投手(21)に戦力外通告した。岡田、藤井、坂田は現役続行を希望。戸根、曽根、新家は未定。
坂田は絶滅寸前のナックルボーラー。埼玉・正智深谷高から進んだ中部学院大で、病気の手術を契機にナックルボーラーに転身した。
育成で2022年入団。支配下になれなかったが、「いい経験ができた3年間だった」と感謝した。揺れるような軌道で制球の難しいナックルの使い手として「いいときもあったが、悪い方が目立った3年間だったのかな」とも振り返った。
もとは188センチの長身本格派。「まだ3、4年しかナックルボーラーとして投げていないし、試合もそんなに投げていない。もっと試合に投げてナックルボーラーとして活躍するのを目指したい」。ウエスタン・リーグでは3年間で計23試合登板、19イニング3分の1にとどまった。現役を続け、自分なりの完成形を追い求めたい考えだ。
戸根は巨人から現役ドラフトで加入した昨季24試合に登板。今季は1軍登板なしに終わった。ドラフト1位で16年に入団した岡田は育成をへて支配下に復帰したが、5年ぶり1軍登板はならなかった。藤井は在籍7年で育成→支配下→育成→支配下と変わっていた。曽根はソフトバンクからトレード加入後、昨年までの6年間で257試合出場も今季は出番がなかった。新家は和歌山・田辺高から入団した育成3年目で、横からも投げられるサウスポー。
他には野村祐輔投手(35)が引退する。
(※引用元 中日スポーツ)