野球解説者の江本孟紀氏が自身のYouTubeチャンネル『エモやんの、人生ふらーりツマミグイ』を更新。プロ野球クライマックスシリーズの見直しを提言した。
■CS制度の見直しを提言
江本氏はクライマックスシリーズについて「制度ができてやる以上は、いちいち、言いませんけども」と前置きする。
続けて「オフになったらCS制度をもう1回考えろと、毎年言いたいと思う。私はこれが良い方向に進むまでは、ずっと言い続けたい」と開催を疑問視した。
■現行のシステムを疑問視
さらに江本氏は「CSをやるから消化ゲームが減ったとか言ってますけどね、消化ゲームがなぜダメだったのかというと、昔は客が来なかったからなんですよ」と持論を展開。
続けて「今はどうですか。消化ゲームだろうがなんだろうが、今はとにかく いっぱい来るわけですから。別にそんな目的でCSをやる必要は全くない。 あくまでも3位までのチームにチャンスを与えてやるというシステムの問題。このシステムはそれで良いのか?」と語った。
■「考えてもらいたい」
クライマックスシリーズで、2位や3位のチームが日本シリーズに進出する可能性があることに江本氏は「1シーズンがんばって調子を維持しながらゴールしたチームに対して、 わずかなゲームでひっくり返すというのはどうかな」と否定的見解。
さらに「瞬間的におもしろいからいいという人もいますけど、やっぱり1年間やった本当の苦労というか、野球は1年をどうやって乗り切っていくかというスポーツでもあるわけですから。そういう意味で、ぜひともおいおい考えてもらいたいなと思います」と見直しを提言した。
■優勝球団が日本シリーズに出場できないことに不満の声も
クライマックスシリーズはし2007年からスタート。2位、3位チームにも日本シリーズ出場のチャンスが与えられることが最大の特徴で、2010年には千葉ロッテマリーンズがシーズン3位から日本一になった。
一方でリーグ優勝チームが日本シリーズでられないことに不満の声も。2018年と2019年を連覇した埼玉西武ライオンズはクライマックスシリーズでいずれも敗れ、日本シリーズに出場することができず、落胆するファンも多かった。
日程が空きすぎる、10ゲーム以上離された2位でも下剋上が可能になるなど、江本氏のように現行制度の見直しを提言する声も、少なくない。
一方で「短期決戦で真剣勝負を見ることができる」「シーズンのAクラス争いが白熱するため消化ゲームが減る」「野球界が盛り上がる」という肯定的な意見もあり、賛否両論となっている。
■江本氏がクライマックスシリーズの見直しを提言
(※引用元 Sirabee)