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宗山を中心に野手を重視しつつ、貧打を招いた偏重ドラフトは避けたい

2024年10月22日

宗山を中心に野手を重視しつつ、貧打を招いた偏重ドラフトは避けたい

いよいよ10月24日にプロ野球ドラフト会議が行われる。各チームの育成状況や弱点を踏まえた上で、「誰を指名するか」ではなく「誰を指名するべきか」という観点からドラフトを展望する。夏場まで快進撃を演じるも、9月に急失速してCS進出を逃した広島はどのような戦略で臨むべきだろうか。

【基本方針】

バランス型

【補強ポイント】

●強打の右打者
●素材型の高校生投手

【理想の指名】

1位:宗山塁(内野手/明治大)
2位:佐々木泰(内野手/青山学院大)
3位:澁谷純希(投手/帯広農高)

開幕前の下馬評は高くなかった中で、9月までは首位をキープする大健闘を見せるも、歴史的大失速で4位に転落した広島。チーム成績を見ると、OPS.601は12球団中ワースト2位、52本塁打は最下位と得点力不足が深刻だった。チーム防御率2.62は4位と一定の成果を挙げていたが、投手重視のドラフトを長年続けたにも関わらず、顔ぶれの変化が少ないことから、来年以降の勤続疲労も心配される。

得点力不足を考えれば、打撃に秀でた選手を最優先で複数確保するドラフトを行うべきだろう。しかし、近年の投手重視ドラフトこそが貧打を招いたと考えるべきで、偏ったドラフトをすれば真の意味での再建は遠ざかるばかりだ。そこで、野手を優先しつつも編成に偏りが出ないようバランス型の指名をおススメしたい。

すでに1位指名を公言した宗山塁(明治大)は守備だけでなく打撃でも貢献でき、遊撃手としては10年に1人の逸材。今秋も攻守ともに好調で、“鳥谷敬の再来”という看板に偽りのないことを証明している、一軍に定着した小園海斗や、今年大ブレイクを果たした矢野雅哉の良き競争相手となるだろう。かねてより野手のコンバートによる戦力化を得意とする広島の手腕に注目したい。

2位では、本来の補強ポイントである右打者を獲得すべきだろう。中でも、佐々木泰(青山学院大)は一番のオススメだ。今年全国大会で2本塁打を放ち、秋のシーズンでも打棒をアピールしている佐々木は、1年の時からレギュラーを務めており経験も申し分ない。本来は遊撃手の小園海斗をコンバートするなど、三塁のレギュラー不在に苦しんでいる広島にとって、これほどベストな選手はいない。もし先に指名されてしまった場合には、加藤響(徳島インディゴソックス)も候補になる。パワーあふれる打撃が持ち味だが、今年は三塁手から遊撃手に挑戦しレギュラーに定着。守備での貢献も見込めるだろう。

3位では将来のために、今年の市場トレンドである素材型の高校生投手を獲得しておきたい。広島の指名順番まで残る可能性を考えると、澁谷純希(帯広農高)が適している。スケール感のある体格から、左腕らしからぬ癖のないフォームで良質なボールを投じ、コントロールにも優れる。すでに奪三振能力は高く、身体の成長に合わせて、先発の柱となる姿が描きやすい高素材だ。(文:ARA)

(※引用元 THE DIGEST

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