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侍J・小園海斗「役割はどこでもやる」どん底からつかんだポジション

2024年11月6日

侍J・小園海斗「役割はどこでもやる」どん底からつかんだポジション

野球日本代表・侍ジャパンです。上位12チームが集まる世界野球プレミア12がいよいよ来週13日に開幕が迫っています。

現在、合宿中のチームですが、5日に初の練習試合を行いました。侍ジャパンの先発は巨人の井上温大投手(23)。オーストラリアとの初戦に先発予定です。その立ち上がり。アウトコースの変化球で見逃し三振。今度は148キロのストレートで三振。その後も、回をまたぎ4者連続三振のナイスピッチングでした。

一方の野手は、井端弘和監督が複数ポジションの適性を見ると話していましたが、広島の小園海斗選手(24)は本来のサードではなくセカンドでの出場。しっかりと守備をこなします。バットでは7回、ノーアウト3塁のチャンスで、きっちり犠牲フライで追加点。侍ジャパンが勝利を収め調整は順調そうです。

小園選手
「いい練習ができていますし、本当にレベルの高いところでやらせていただいているので。まだ満足ではないですけど、勝てればいいので。チームに貢献できればいいですし、本当に積極的にプレーしたいなと思います」

■高校時代の目標は「日本一のショート」も…

スマイルが魅力の広島・小園海斗選手。バッティングではどの打順でも役割に応じた仕事をキッチリとこなします。

さらに、守備でもセカンドにサード、ショートもこなす侍ジャパン屈指のユーティリティ―プレーヤーです。

そんな小園選手ですが、高校時代はあるポジションにこだわりを持っていました。

ヒロド歩美キャスター
「高校時代から取材させていただいて、『日本一のショート』っていうのを掲げていたころも」

小園選手
「ありましたね」

当時掲げていた目標は「日本一のショート」。ドラフト1位で入団し、3年目にはショートのレギュラーをつかみました。しかし、去年はシーズン序盤の成績不振が響き出場試合が激減。チームの信頼を失っていったのです。

そんななか、小園選手の気持ちにある変化が生まれます。

小園選手
「『うわー』っていうのはありましたけど、現状の実力ですし、チームとして勝たないといけないので。全試合に出て1年間プレーしたい。信頼してもらって、『小園だったら任せられる』と言ってもらえるようにならないといけないかなって思ったので」

ショートにこだわるのではなく、出場することにこだわる。今シーズンは求められれば、どんなポジションでも全力プレー。

その思いで新たなポジション・サードのレギュラーを獲得。バッティングではキャリアハイの151安打をマークします。全試合出場を果たし、チームの信頼を取り戻しました。

侍ジャパンでも信頼されるユーティリティープレーヤーとして世界一に挑みます。

小園選手
「役割としてはどこでもやりますし、ユーティリティープレーヤーとして呼んでもらえたかなっていうのはあると思うので、その中で優勝できるように、一丸となって頑張りたいなと思います」

ユーティリティープレーヤーの小園選手ですが、一方で打撃では井端監督が評価していて、「小園選手ほどどの打順でも適応できる選手はいない」と、バッティングでのユーティリティーぶりもたたえていました。

本人は「初球からどんどん振っていくので見ていてください」ということなので、小園選手の初球もぜひ注目してみてください。

(※引用元 テレ朝news

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