FA宣言した選手は15日から交渉解禁となるが、広島から海外FA権を行使した九里亜蓮投手(33)の移籍先にオリックスが急浮上している。
12日に海外FA権を行使した九里は、数年前から米大リーグ挑戦を希望しており「もっと野球がうまくなりたい。最初で最後のチャンス」と意欲を燃やすが、球界関係者は「年齢的にも厳しいのではないか」とシビアな反応。
メジャー球団との交渉が不調に終わった場合の国内移籍先として「オリックスが浮上している。昨オフ広島から移籍した西川龍馬がいるうえ、衆人環視の環境から解かれるのも大きい」とメリットを強調する。
年俸1億4000万円でBランクとみられるが、オリックスの資金面は潤沢で金銭面の問題はない。
中日からは木下拓哉捕手(32)とプエルトリコのウインターリーグで武者修行中の福谷浩司投手(33)が国内FA権を行使。福谷は今季年俸2000万円の〝お値打ち選手〟で、複数球団による争奪戦となる様相だ。
この日まで9人がFA宣言する近年まれに見る展開に、球界関係者は「今年は突出したFA選手が不在で金銭、人的補償不要のCランクの選手が多い。『俺もワンチャンスあるのでは?』と思って宣言する選手が多い」と分析した。(=金額は推定)
(※引用元 夕刊フジ)