広島の新入団選手発表が17日、広島市中区のホテルで行われた。育成3選手を含む8人の新人たちに続いて、新井貴浩監督(47)が壇上であいさつ。ノーモア失速へ、若い力による競争激化を求めた。
「今シーズンは8月まで選手が本当によく頑張ってくれて、9月を首位で迎えました…」。新人の家族や関係者、約500人のファンクラブ会員の前で今季を振り返り、話は終盤戦へ。
「9月はですね、ええ…、話せば長くなりますので割愛(かつあい)させていただきます」。場内からはドッと笑いが起こった。Bクラスまで後退した大失速は「割愛」し、本題に触れて結んだ。
「この8名の選手を加えてチーム内でいい競争をして、来シーズンの優勝、そして日本一に向けて頑張っていきたい」
ドラフト上位4人が大学生で、なかでも1位・佐々木(青学大)と4位・渡辺(富士大)の2人はチームで手薄な右打ちのスラッガーだ。右の大砲候補の新外国人選手もすでに2人確保。得点力不足解消への鍵とされるタイプを一気に4人加えるなど、競争をあおる要素が練り込まれている。
(※引用元 中日スポーツ)