プロ野球の12球団監督会議が20日、東京都内のホテルで開かれた。監督同士によるフリートーキングの際には、選手が自主トレや私服姿の時、MLBの帽子をかぶることについて、ちょっと考えた方がいいという意見が出た。
提言したのは阪神・藤川球児監督という。巨人の阿部慎之助監督は「(藤川監督が)ドレスコードの話をしていた。自主トレの時も日本の選手がヤンキースの帽子をかぶって練習してたりとか。MLBじゃなくってNPBの価値を上げるのも大事だし、その球団の、各球団のブランドの価値を上げるのも大事じゃないかって言っていた」と会議の時の様子を語った。
この提言に、阿部監督は「自分もヤンキースの帽子を持っているくらいだから何とも言えないけど」と苦笑いしつつ、「確かにそうだなっていうのはある」と反応。「うちがティファニーとやったように、若者に人気のブランドなどとコラボをするとか」と、おしゃれなものを作ったらどうかと語った。日本ハムの新庄剛志監督は「やっぱ自分のチームのこだわり。選手は球団の、ファイターズだったらおしゃれっぽいファイターズの帽子があるじゃない。それをかぶるとか」と語り、座長を務めたロッテ・吉井理人監督は「NPBのブランドをもっと強力にしていこうと。そういうところは確かにそうだなと思いました」と語った。
監督会議終了後の会見では、セ・リーグの杵渕和秀統括は「まだ結論ではないんですが、NPBの野球を大事にすると。向こうの帽子をかぶっているからNPBを軽視しているということはありませんが、普段の言動とか行動とかから、みんなでNPBの野球を高めていこうという声も上がりました」と説明した。
(※引用元 中日スポーツ)