福井・丹生高出身の広島・玉村昇悟投手(23)が先発ローテーション争いを制して一本立ちする。6年目を迎えた左腕は26日、マツダスタジアムでの合同自主トレに参加。1軍キャンプからスタートする今季に向けて「まずは開幕ローテを目指していきたい」と話した。
昨季は開幕ローテを逃した。春先はウエスタン・リーグで投げ、4勝、防御率2・29。結果を出して5月に1軍昇格を勝ち取った。昨年の経験から「開幕ローテに入れたらそれがベストだけど、入れなくても諦めずにやることが大事」と、競争には2段構えの覚悟で臨むつもりだ。
昨年の1軍昇格後は2完投など4勝(5敗)を挙げ、防御率2・96。計76イニングを投げた。ウ・リーグでは計51イニングを投げており、トータルは127イニングに及んだ。それでも「全然へばった感じもなかった」とシーズンを投げ抜く手応えを得た。
今年は年男。同い年の投手にはドジャース移籍の佐々木、オリックス・宮城らがいる。チームにも大卒2年目組らライバルとなる同学年がいるが、玉村は「年齢とかは全然気にしていない」という。「同級生に限らず、後輩にも先輩にも負けてはいられない」。高卒ドラフト6位入団のたたき上げ。競うのはあくまで実力だと分かっている。
(※引用元 中日スポーツ)