タイガースの前田健太は今季、2年2400万ドル(約36億円)契約の最終年を迎える。米メディア『MLB Trade Rumors』は、最悪の場合放出される可能性があると報じた。
昨季は29試合で3勝7敗、防御率6.09の成績だった前田。同メディアは「(契約)当時はお買い得に見えたが、初シーズンは散々だった」と振り返っている。
また、「奪三振率はわずか19.8%で、ツインズでの最終シーズンに記録した27.3%から大幅に落ち込んだ。被本塁打率は4年連続で上昇した」と伝えた。
さらに、「マエダは昨年7月にローテーションの座を失った。彼はシーズン終盤までロングリリーフを務め、デトロイトは彼をプレーオフのロースターから外した」と説明。
「シーズン終盤には、マエダは実質的に戦力外の扱いとなっていたが、スコット・ハリス球団社長はシーズンオフの早い段階で、キャンプからローテーションの座を獲得するチャンスをもう一度与えると語っていた」と紹介した。
1年目は1400万ドル(約21億円)、2年目は1000万ドル(約15億円)という契約の前田に対し、球団は「年俸1000万ドル(約15億円)の投資から何か良い結果を得られると期待しているようだ」としたが、契約上、前田をマイナーに送ることはできない。
そのため「ローテーションの座を獲得できなければ、ロングリリーフに戻るか、放出候補となる」と結んでいて、現状は崖っぷちに立たされていると言わざるを得ない。
4月には37歳になる右腕は今季、巻き返すことができるのか。現地時間2月22日(日本時間23日)のオープン戦初登板では、2回を投げて無安打無失点と結果を残している。逆境から這い上がり、輝きを取り戻せるか注目だ。
(※引用元 CoCoKARA)