中日の松葉貴大投手がこの日誕生日だったDeNA・京田陽太内野手が打席に入る際に粋な計らいを見せた。とっさの行動は、CBCテレビの中継で解説した中日OBの荒木雅博さんから称賛されたほか、ネット上でも「ええ人ー」「優しい」などと注目を集めた。
2―0の6回、投手・平良への代打で京田が打席へ。左翼スタンドのDeNAファンから普段の応援歌の前にバースデーソングが演奏され、右翼スタンドの中日ファンも含めて祝福ムードに包まれた。
荒木さんは、演奏中に松葉が自身の靴ひもを結び直し、フルコーラスを”アシスト”していたと指摘すると「(曲が)終わってから(投球に)入ってくれているんですね。そういうところまで気遣いができるピッチャーなんだな、と」と称賛した。
松葉はその京田に対して、初球は右翼ポール際への大ファウルを許したが、最後は一ゴロに打ち取った。松葉はこの日、6イニング1/3を無失点で今季3勝目(1敗)を飾った。
X(旧ツイッター)では松葉の行動に気付いたファンから「靴紐を結び直す松葉課長、理想の上司すぎて好き」「松葉さんええ人ー」「京田おめでとう松葉さん優しい」「気が利きすぎて素晴らしい」「ファンの思いが伝わる時間を尊重した松葉投手、本当にかっこいいです。こういうところがプロだと感じました」「時間稼いでくれたのに初球スタンドにぶち込もうとする京田が好き」などと話題を呼んだ。
(※引用元 中日スポーツ)