カブスの鈴木誠也外野手(30)はホームでのドジャース戦に「3番・DH」で出場し、5打数2安打2打点だった。打率は2割7分6厘に上昇。右手首の違和感から復帰後5試合で5打点。
チームトップで25打点のタッカーに続き、20打点とした。20打点到達はメジャー自己最速の出場22試合目で、シーズン144打点ペースだ。これまでの最速は昨季の34試合目で、自己最多打点は2023年の74打点。
日本選手のシーズン最多打点は、昨季にドジャース大谷翔平が記録した130打点。
同僚の今永が3ランを浴び、0―3で迎えた初回。鈴木の一振りが大熱戦の号砲となった。無死二、三塁、先発メイの4球目、ほぼ真ん中の94・1マイル(約151・4キロ)のシンカーを強振。左翼越えの2点二塁打で1点差とすると、この回だけで5点を奪って逆転した。
チームは10―10で迎えた延長タイブレークの11回無死二塁、ハップが代わったばかりのドジャース7人目・デービスの初球を右前にはじき返し、サヨナラ勝ちした。
「ちょっと今永さんが苦しんで3点取られたんですけど、その後にあのチャンスの場面では回してもらったので、積極的に行こうっていう思いがああいう結果になったので、よかったなと思います。チームの状況もいいですし、あの周りの選手もたくさん打ってくれるので」。
試合後、NHKのインタビューに応じた鈴木は最後に日本のファンへのメッセージを求められると、「なかなかアメリカには来られないと思いますし、時間帯も全然違うので、なかなか見るとこも難しいと思うんですけど、起きられてあの暇があれば、見てもらえたらなと思います」と、笑顔を見せた。(写真はAP)
(※引用元 中日スポーツ)