日本野球機構(NPB)は21日、現役若手選手へのセカンドキャリアに関するアンケート結果を発表した。アンケートは昨年10月に開催された「フェニックス・リーグ」に参加した12球団の292人(平均年齢22・9歳、平均在席年数3・3年)に実施した。
引退後の生活に不安を感じていると答えたのは100人(34・2%)。不安要素(複数回答可)は収入面が78人、進路が71人、野球を離れることによるやりがいの喪失が23人、世間体(親戚や友人の反応)が3人だった。
引退後にやってみたい仕事の上位5種の割合は、会社経営者(18・8%)、高校野球の指導者(18・2%)、海外球団で現役続行(13・7%)、社会人・クラブチームで現役続行(11・6%)、12球団の監督・コーチ(11・6%)という結果だった。
また、昨シーズン限りで戦力外や現役引退となった選手の進路調査結果も発表。調査対象は外国人や同一球団内で育成での再契約をした選手を除く157人で、昨年10月31日時点の平均年齢は26・3歳、平均在席年数は6・3年。
進路内訳はNPB関係(NPBの選手、監督・コーチ、スタッフ・球団職員等)が93人(59・24%)、その他の野球関係(NPB以外の選手、監督・コーチ、スタッフ、解説者等)が30人(19・11%)、野球関係以外(一般企業就職、起業独立、公務員、進学、他競技転向等)が13人(8・28%)、未定や不明が21人(13・38%)だった。
(※引用元 中日スポーツ)