広島の新助っ人、サンドロ・ファビアンが段々と調子を上げてきている。
9日の試合前まで、直近5試合は21打数11安打、打率「.524」と好調。5日のヤクルト戦(神宮)でも両チーム無得点で迎えた3回一死の場面、相手先発、小川泰弘のシュートを完ぺきに捉え、弾丸ライナーの3号ソロを放つなど、勝利に貢献した。
今季チームに新加入となった、ドミニカ共和国出身のファビアンはアベレージバッター、現在故障でファーム調整中のエレフリス・モンテロは長距離砲として活躍が期待されている。
また昨年チームではシーズン序盤に助っ人のシャイナー、レイノルズが離脱と苦い思い出もある。近年のチームにおいては助っ人が機能しないことが課題とされていたが、5月はここまでOPS(出塁率、長打率を足したもの)1・074と日本球界にアジャストし始めた助っ人へ熱視線が向けられている。
ファビアンに関してはファンの間からも「いい助っ人が来てくれた!」「もしかして、当たりでは?」「ここまで活躍してくれて嬉しい」「今やカープ打線に欠かせない」「手がつけられなくなりそう」と期待の声が続々とあがっている。
日本野球になじもうと試合前にはデータをしっかり入れるなど、研究熱心なところも好感を高めている。
昨年はシーズン終盤まで優勝争いを繰り広げながら、9月に急失速。新井貴浩監督にとっても就任3年目となる今季は、チームスローガン通り、「遮二無二」勝負を賭けるシーズンとなる。
野球に真摯に向き合い、明るい性格も知られる新助っ人がV奪回への使者となるか。今後のパフォーマンスにも注目が集まりそうだ。
(※引用元 CoCoKARA)