広島・新井貴浩監督が試合後、ファンの物議を醸した自身の態度を謝罪した。
「私が取った行動に対して不快に思われたファンの方、心配していただいたファンの方には申し訳ないと思っています」
阪神との3連戦初戦、メンバー表交換の際にうつむいたまま藤川監督と握手。2戦目の交換の際も目を合わせず、藤川監督も足早にベンチへ下がっていた。
両チームは4月20日の対戦(甲子園)で阪神・坂本捕手への頭部死球を巡り、もみ合いになっていた。藤川監督が怒りをあらわにグラウンドに飛び出し、広島側を挑発するように「こい!」とポーズする場面もあった。
「前回ああいうことがあって、こちらとしては(坂本に)謝罪をしていたんだけど、ああいうふうに来られたら自分もチームを預かる身として、また年長者として、腹に据えかねるものがあった」
今回はもみ合い以来の対面。2戦目まで笑顔で握手することはできなかった。3戦目のこの日はメンバー表交換でホームへ向かう途中、一塁ベンチから出た藤川監督の方を向いて帽子を取り、会釈。交換時には目を合わせて握手した。
「いつまでもとは思っていなかった。もうこれで終わりです」。この場面では、一連の流れを理解していたと思われる観客から拍手が湧き起こった。
(※引用元 中日スポーツ)