広島のドラフト1位新人・佐々木泰内野手がデビュー戦で3打数無安打ながら逸材ぶりも見せた。「7番・三塁」でフル出場。本人は「結果を残していかないといけない立場なので」と悔しがったが、新井監督は「全打席内容がいい」と二重丸を付けた。
初打席は2回無死二塁。ヤクルト・ランバートの変化球を捉え、右翼へ大飛球を放った。右翼手に好捕されたが、新井監督は「アゲンストじゃなかったら…というところ。いいスイングをしていた」と中身を評価した。
6回1死二、三塁の第3打席は左翼ポール際へ飛距離十分の大ファウルを飛ばした後、空振り三振。佐々木の自己採点は「0点。あれ(大ファウル)がホームランだったら100点」と厳しかったが、新井監督は「しっかりスイングできる。ミートポイントの幅も広いので対応力もある。何より雰囲気があるし、気持ち的な強さも見える」とべた褒めだった。
県岐阜商―青学大をへて入団した佐々木は3月に左太もも裏を肉離れ。今月に入って出場した2軍戦8試合で打率5割6分5厘と結果を残し、この日1軍に初昇格した。
(※引用元 中日スポーツ)