広島・新井貴浩監督(47)が3日、京セラドーム大阪でのオリックス戦前に取材に応じ、長嶋茂雄さんの訃報に「ショックですし、ビックリしています」と驚き、思い出などを語った。
「私の中ではテレビの中のスーパースターという方で。思い出としては私が2年目くらいのときですかね、日南キャンプにわざわざ来ていただいて、守備を教えていただいた。そのときにすごく緊張したのを覚えています」
指導内容については「緊張してあまり覚えていない」といい、当時の印象を振り返った。
「テレビで見ているままだったかな。『パッと捕って、ビュッと投げる』。そのままなんだ…って。同じグラウンドに立って守備を教えてもらうことがなかなか信じられないというか、そんな感じだったかな」
巨人以外の選手にも分け隔てなく助言をくれたという。
「プロ野球の昔からの象徴のような方でしたので、すごく悲しいです。なかなか言葉が出てこないですけど、心よりご冥福をお祈りします」
広島の「ミスター赤ヘル」こと山本浩二元監督(78)もコメントした。
「もう何と言えばいいのか…。言葉が出てこないよ。ミスターはね、私にとってはすごく身近な人で、若いときから『コーちゃん、コーちゃん』と呼んでくれてね。引退後も食事やゴルフを一緒にさせてもらった。すごく絵になる人。みんなを明るくして、笑顔にさせる。そのために演技も入っていたと思うよ。(現役時代は)ずっとミスターのランクにいきたい思いがあった。憧れもあったし、理想の打撃フォームでね。構えからステップして打ちにいく間の取り方とか、素晴らしかった。今はただ心よりご冥福をお祈りします」
(※引用元 中日スポーツ)