
広島が泥沼から抜け出せない。
2025年7月15日のDeNA戦(マツダ)で0-1の零封負けを喫し、今季ワーストタイの7連敗。先発の床田寛樹が8回まで1失点と力投したが、打線が援護できなかった。
さらに16日のDeNA戦に敗れ、かつ首位の阪神が勝つか引き分けた場合、自力優勝の可能性が消滅する。
昨季は優勝争いから一転、9月に大失速
昨年は8月まで優勝争いを繰り広げていたが、9月に5勝20敗と大失速、優勝どころか4位でCS進出を逃した。
貧打が深刻な状況はこの時と光景が重なる。16試合連続3得点以下は球団史上66年ぶりの不名誉な記録に。このうち、2得点以下の試合が14試合では白星から遠ざかるのは必然といえる。
「打線を引っ張ってきたファビアン、坂倉将吾が調子を落としていることが得点力低下の原因になっていますが、得点を取る工夫が見られないことが気になります。強引に引っ張ったり、簡単にフライを打ち上げるなど、相手バッテリーが嫌がる攻撃を仕掛けられていない。投手陣が踏ん張っていますが、こういう試合が続くと限界を迎えてしまう。昨年のように大失速から抜け出せない恐れがあります」(スポーツ紙デスク)
首脳陣のベンチワークが問われる
得点が奪えないため、投手陣は1点も奪われてはいけないと精神的に大きな負荷がかかる。大胆な攻めができなくなり、痛打を浴びて大量失点を喫する試合が昨年の9月に続いた。
今年は二の舞を繰り返すわけにはいかない。巻き返しに向け、得点力をどう向上させるか。選手個々の意識を変えるだけでなく、打線のテコ入れなど首脳陣のベンチワークも問われる。
(※引用元 J-CAST)