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工藤公康「なぜ3割バッターが激減?」、『投高打低』になったワケ

2025年10月12日

工藤公康「なぜ3割バッターが激減?」、『投高打低』になったワケ

「3割バッター」が顕著に減っている

近年、プロ野球では3割バッターが減っていると言われていますが、それは数値としてもしっかり表れています。

セ・パ両リーグの3割打者の人数

・2020年 12人

・2021年 11人

・2022年 6人

・2023年 5人

・2024年 3人

この数値を見ても、3割バッターが顕著な減少傾向にあることがよくわかります。

ちなみに2024年に3割を超えたのは、

セ・リーグ

・3割1分6厘 オースティン(横浜DeNAベイスターズ)

・3割1分5厘 サンタナ(東京ヤクルトスワローズ)

パ・リーグ

・3割1分4厘 近藤健介(福岡ソフトバンクホークス)

となっています。

ここまで「投高打低」になった理由

セ・リーグでは日本人選手の3割バッターがおらず、これは両リーグ通じて史上初の事態だといいます。

このままのペースでいくと、2割台の首位打者も出てきそうな気配ですが、なぜここまで投高打低になってしまったのでしょうか?

私はその理由として近年のピッチャーの球種の増加、中でもフォークボールとチェンジアップの存在がバッターを苦しめていると考えています。

対戦するピッチャーの球種がひとつ増えるだけでも、バッターとしては厄介です。にもかかわらず、近年はフォークボールやチェンジアップを持ち球にしているピッチャーが多い。

両球種ともにストレートだと思ったら手元で変化するため、バッターはうまくタイミングをずらされて打ち取られてしまうのです。

フォークボールは練習で対策ができない

フォークボールもチェンジアップも、バッターとしては積極的に狙って打ちに行く球種ではありません。

カーブやスライダー、シュートなどの左右の変化であれば、今のピッチングマシンでも再現可能なのでバッターも練習できます。しかし、フォークボールは投げるピッチャーによって右に落ちたり左に落ちたり、落ちる角度が異なったりして、ピッチングマシンで再現するのはなかなか難しいと言わざるを得ません。

それはチェンジアップも同様です。練習して対策を取ることもままならない球種のため、バッターが対応できていなのではないかと私は推測しています。

ちなみに私は現役時代にフォークボールは投げていましたが、チェンジアップは投げていません。

フォークボールにしても、私の投げるのは「なんちゃってフォーク」で落ちるときもあれば、落ちないときもあるという、あまり信用の置けない持ち球でした(その他の持ち球はストレート、カーブ、スライダー、シンカーの4種)。

(※引用元 現代ビジネス

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